思い出し笑い
仕事中、
ふと、思い出し笑いをしてしまった。
3年生になったちいちゃん。
まだお風呂はパパと入ってくれる。
で、
以前はちいちゃんとお風呂に入るのはほぼパパだったのだけれど。
けど去年の10月くらいのこと、ちょっと体調の悪い日が続いているなあなんて思っていたところ気がついたらパパは救急車で運ばれていて(こわ)、結局5日ほど入院してしまい、以来パパは体調をあまり信用されず、、、。
まあ、
あたりまえですね。
ということもあって、ちいちゃんとのお風呂もママとパパ、かわりばんこということになった。
それで昨日は、ちいちゃんと一緒にお風呂に入る日であいかわらずちいちゃんはお風呂のなかで空想の翼を広げる。
最近のちいちゃんのお気に入りは「七つの大罪」。とくにホークという不思議なしゃべるブタさん。あと、ディアンヌという巨人族のかわいい女の子。
って、
観たことのないひとには想像できないおはなしだろうけど。
「俺さまは残飯処理騎士団、団長のホークさまだ!」
こんなようなセリフをかわいい声で真似たりする。でももちろんお風呂のなかで繰り広げられるのは単純なお話ではないわけで。
昨日は七つの大罪を中心とした、ちいちゃんとパパお気に入りのアニメのキャラクターたちが繰り広げる天下一武闘会。ちょっと前にケーブルテレビでドラゴンボールがずっとやっていて、以来天下一武闘会はちいちゃんお気に入りのストーリー。
で、
昨日、登場したのは七つの大罪、アドベンチャータイム、団地ともお、スパイダーマン、スポンジボブ、魔法使いプリキュアの面々。
「おい」と、パパが演じる悟空が言います。「オラ、びっくりしたぞ。なんで天下一武闘会なのに、オラたちが出ないんだよ。おっかしいだろ」
「それでは」と、悟空を無視して司会者のちいちゃん。「これより天下一武闘会を始めます」
「おい」と、悟空。「ちょっと待てよ」
「一回戦は」と、ちいちゃん。「七つの大罪チーム、ブーブー(ぼくは勝手にホークのことをブーブーと呼んでいる)VSアドベンチャータイムチーム、ジェイク」
「えー」と、悟空。そして試合開始。
ブーブーはちいちゃんが演じて、ジェイクをぼくが演じる。「俺さまは残飯処理騎士団、団長ホークさまだ。へんてこな黄色い犬なんかには負けないぞ」
「なんだとー。俺さまだっておまえみたいなへんてこなブタには負けないぞ」
で、
そんな言い争いが続いて試合が始まらないので、審判のパパが「そこまで。いつまでも試合が始まらないので、両者失格」
なんてことを言ったものだから、ちいちゃんは怒ってしまって。
「ずるいよ、パパ」と、ちいちゃん。「パパが試合開始って言わないからいけないんだよ」
湯船のなかで、ちいちゃんは頬を膨らませて猛抗議。そのムキになった表情があまりにかわいかったから、なんて言ったらちいちゃんはきっともっと怒ったかもしれないけれど、そんな表情を不意に思い出して、仕事中なのに、ぼくは思い出し笑いをしてしまったのだ。
なんか、
あいかわらずへんてこな毎日だ。
へんてこで幸せで、愛しい毎日。こんな日がどうか、ずっと続きますように。