料理は得意じゃないんだけれど
今年も、目標はトトロのお父さんみたいになることなのですが、もうひとつ今年はできたらおいしい料理を作れるようになりたいなあと思っています。
というのも、
料理は得意じゃないんだけれど、週末の食事は基本的にぼくが用意することにしているので料理をしなくちゃいけないから。
料理自体は、嫌いじゃないのです。
けど、
「ちょっと、悪いけど私はこれ食べられないな」
なんて言われると、さすがにぼくだって落ち込んでしまう。昨年はそんなことがしばしばあったわけです。
ちょっとだけ、
言い訳をさせていただけるならば、ぼくはどうしてもちいちゃんが食べやすいものって考えてしまうのです。
だから、どうしても味付けは甘めだし、調味料や香辛料なんかは少なめ。野菜なんかも生ではなくて、シチューやカレーのように煮込んだものが多くなってしまう。
でも、
妻にはちょっと、というかかなり不評。なのでたとえばぼくが甘めの味付けの豚丼なんかを作ったりすると、さっきの言葉が出てきちゃうわけです。
「甘いだけで、味がないんだもん」
なんだとか。そりゃ、確かにぼくはそんなに手の込んだものは作れないけど、ちいちゃんはおいしいって言って食べてくれてるんだしいいじゃないかって思うのだけれど、なかなか妻は手厳しいわけで。
妻からするといまのちいちゃんにあわせるっていうのは多分そうじゃないでしょということで、たとえばぼくがちいちゃん好みにカレーやシチューに牛乳をたっぷり入れることや、夕食にお好み焼きやピザパンなんかを作ってみたり、朝食にパンケーキなんかを作ったりするのもそれはちがうでしょということなのだと思う。
確かに食育というような観点からしたらそうなのかもしれない。けど、ママとはちがうパパの料理があってもいいんじゃなかろうかとぼくなんかは思ってしまうのです。
が、
これはぼくの都合。ぼくがやりやすい、作りやすいものばかりを選んでいたのも確かなことで、ママが食べたいもの、ちいちゃんの食育という観点が抜けていたというのも確かなことなのでした。
なので、
今年はちゃんとした(なにがちゃんとしているってことなのかよくわかりませんが)、ともかくおいしい料理が作れるようになりたいというわけなのです。
で、
参考にしようと思ったのが、この本だったりします。
手しおにかけた私の料理 辰巳芳子がつたえる母の味 [ 辰巳芳子 ] 価格:1,620円 |
「ハードル高すぎ!」
って、妻には笑われましたが、、、。
でも、いつだったか誰かが何かの雑誌で(なんだかとてもあいまいな記憶ですみません)、この本を紹介しているのを読んだことがあって、とても美しい装丁の本だなあとそんなに料理をするわけでもないのに書店で見かけたとき買ってしまったのがこの本だったのです。
おいしい料理を作りたいって思ったときに思い浮かんだのは、まだ結婚するよりも以前になにか惹かれるように買ってしまったこの本でした。
けれど、
情けないのですがたしかにぼくにはハードルが高いかも、と既に思っていたりしてまして。というのも休日は家族で出かけて遅くなることも多いし、ちいちゃんが「遊んで!」ってなることも多いので、余り手間ひまはかけられないということがあるからです。
手軽にささっと栄養のあるものをっていままで考えていたぼくには、だしをとってからみたいなことはやっぱりハードルが高いわけです。
だって、
いままでなんて、ほんだしとかつおぶしくらいしか使ったことがないし、煮物なんかは昆布だしでしたから、、、。あと、よく使うのは粉末のコンソメと鶏がらスープの素。これすごく便利ですよね。なんて、
ほんと、
こんなんで大丈夫だろうか?
でも、
ちいちゃん。
ぼくは思っているのです。
毎日少しずついろいろなことを吸収して成長しているちいちゃんみていたら、ぼくも楽をしてはいけないよね。
って。
だから、
今年は目標をひとつ追加。ぼくは料理をがんばるのだ。そしてできたらママにもおいしいって言わせてみせるのだ。