ルルとララのアロハ!パンケーキ
ちいちゃんが小学生になっていちばんうれしい変化は、読書がとても好きになったということ。
ちいちゃんの小学校では毎週水曜日に「あさ読書」という時間があって、自分の好きな本を毎週家から持っていったり、もしくは図書室や図書館で借りた本を持っていってその時間に読むんだとか。
おかげかどうか、幼稚園まではあまり読書には興味がなかったちいちゃんが、「わたし読書大好きなんだ」なんて、いまは言うようになった。
もっとも、そこまで読書が好きになったのにはもうひとつとても大好きな本と出会えたということもあるみたいで、それがルルとララという小学生の女の子ふたりが、動物と人間がいっしょに暮らすちょっとファンタジーな世界、かえでの森にかこまれたメープル通りでおかしやさんを営むという児童書。
ルルとララは、かえでの森でくらす動物たちの注文にあわせてさまざまなおかしをおとなりでパン屋さんをしているシュガーおばさんに力を借りたりしながら作りあげるのだけれど、そんなおかし作りを通して、ときには動物たちの抱える問題や悩みを解決したりもする。「ルルとララのおかしやさん」はそんな物語で、ちいちゃんによると小学生にとても人気のシリーズなのだとか。
そしてぼくがとてもいいなあと思うのは、そんなおかしの作り方を小学生にも分かりやすく作れるように可愛いイラスト付きで説明してくれているところ。
これは、
みんな作りたくなってしまうよね。
たとえばぼくも。
ええ、
ぼくもです。
好きなんですよね、昔からとても。
***
ぼくが小学1年だったとき、多分こんなに読書というものをしていなかったなと思う。まあ男の子だし、だいたいは外でヒーローごっこ。戦隊ものとか、ウルトラマンとか。
なので、ちいちゃんはほんとうにすごいなと思う。人気があるシリーズだけあって絵も装丁もとても可愛いらしいんだけれど、けっこう字はいっぱい。
なんて言ったら、
「バカにしないでよね」って、ちいちゃんに言われてしまうかもしれないけれど、自分の小学1年を思い出すと、ほんとうにすごいなって思う。
ちなみにいまはそんなルルとララシリーズはほとんど読み切ってしまって、同じ作者の「なんでも魔女商会」というシリーズを読んでいて、さらに最近は妻と「かいけつゾロリ」の映画を観に行ったみたいで、以来ゾロリも図書館で借りて読んでいるみたい。
***
さて、
ちいちゃんが小学生になってから増えたぼくの楽しみはそんなルルとララシリーズに出てくるおかしやスイーツをいっしょに作ること。
クッキーやプリン、カップケーキにタルト、、、。
けっこう、作ったな。
そんななかのひとつが「ルルとララのアロハ!パンケーキ」で、ここのところ週末のあさはちいちゃんといっしょに朝食用にパンケーキ作りに励んでいる。
作り方はとてもかんたん。
こむぎこ150グラム
さとう45グラム
ベーキングパウダー10グラム
たまご1個
牛乳100グラム
ヨーグルト100グラム
10センチくらいのパンケーキ10個分の材料がこのくらいで、まずたまご・牛乳・ヨーグルトをボウルに入れてあわだて器でよく混ぜる。よく混ざったらそのボウルにこむぎこ・さとう・ベーキングパウダーを加えてまた混ぜる。
混ぜ終わったら、ボウルにラップをして10分間寝かせる。10分間寝かせることで、きれいに焼きあがるようになるんだとか。
10分間寝かせたら、160度にあたためたホットプレートに10センチくらいの直径になるように生地を落として、しばらく焼く。そしてぽつぽつと穴がたくさんできてきたらうらがえし。うらがえして30秒ほど焼いたらできあがり。
とてもかんたんでしょ。
とてもかんたんでおいしくて、あさいつもあんまり食欲のないちいちゃんもこのパンケーキは大好きでよく食べてくれる。
で、パンケーキのいいところはいろんなものを混ぜられることで、うちではすりりんごやバナナを混ぜたり、レーズンを混ぜたり、ココアを混ぜたり、にんじんをすって入れたり。
まあ、
ちいちゃんがいちばん好きなのはチョコチップを混ぜたものだったりするけれど、これはちょっと朝食用には、できないけど。
いつからかな?
ちいちゃんのおかげでそんなふうにはじまることが多くなった土曜日のあさ。